義兄、外泊!

*静かな病室とガヤガヤの家は疲労度も違う!?

今日で4度目になる義兄の外泊。

仕事から帰ってみると我が家の駐車場に姉の車が。
前もって聞いていたわけではないが、
なんとなく今日外泊しにくるのかなぁ・・・なんて思ってたから、
現実化してちょっとビックリ!


普通外泊と言うと、入院前の自宅に戻るのが通常かもしれないが、
自宅も義兄の両親の家も社宅なため、バリア的にと人員的な面から
病院から高速で1時間かかろうとも、我が家に帰ってくる。
まぁ、事故前から1週間に1度は遊びに来ていたわけだから、
そんなに気を使うことなく過ごせる場所だとは思う。


義兄は今、日記をつけている。
正確には8月の中ごろから毎日付けているわけだが、
その日記はいろんな人のチェックを受けて、訂正・書き加えが
言い渡され、義兄はそれに従って書き記す。

一番のチェッカーは、もちろん姉。
一番詳細まで読んで、一番厳しい指摘をしてしまう。
気持ちはわかるし、ある程度のチェックはあったほうがいいと思う。
でも、頭ごなしに「あれだ、これだ」と訂正するのは、
義兄のためにも良くないと常々感じる。
義兄の表情を見ていても、姉の細かすぎる指摘は
あまり良い影響だとは思えない。

姉の言いたい気持ちもわかるし、
義兄に自分のペースでやって欲しい気持ちもある。
こういう場合は、やっぱり姉の厳しすぎるチェックを注意すべきなのかな。


<papabonさんのブログより>
当事者の気持ちを理解したいなら当事者になること。
という言葉はまさにその通りだと思う。
もちろん、高次脳機能障害の当事者になったわけではないが、
最近、こうして日記を真剣に書くようになって、
ガヤガヤした中で文章を構成することの難しさを初めて知ったとき、
義兄が初めて外泊に来て日記を書いたときのことを思い返した。


初めての外泊の時は、義兄への期待があまりに強くて、
その日の日記を家族みんなで添削し、義兄に強いストレスを与えてしまったのだ。


いつもは静かな病室でゆっくり日記をつけるのに、
急にガヤガヤしたところで
「さぁ、思い出せ!書け!」
と言われても書けるわけなんてないのに
いつもより記憶力(そのときは想起能力かな)の悪い義兄を責めてしまった。
あの時よりも少し冷静な今、あの日を思い返すと
義兄には本当に辛い思いをさせてしまったと反省せざるを得ない。
papabonさんや、くんさんのブログを拝見させていただいて、
1つ心に留めておかなければいけないのは「焦らないこと」だと知った。


とても難しいことだが、義兄にはとても大切なことだろう。



<私的なこと>
医療相談員という仕事をしていながら、
いや。しているからなのか、感情と良い距離を保てずに、
義兄も姉もどこか冷めた目で観察している自分が嫌になることがある。
勝手に焦ったり、傍観者になったり、
義兄や姉にとって決して肯定だけの人間ではないが、
それでも私の距離からしか書けない事があるはずなので、
なんとか日記を書きつづけようと思います。
なんて、自分勝手・・・